出会い厨をしてきて、フェラオフまで出来ましたが、いかんせん、ラブホ100分は短かった。しかし、今日はエロオフが出来た。本当にありがたいし嬉しい。

 

前少しだけ呟いた、処女ビッチさんとエロオフだったのだ。

この処女ビッチの面白さはなかなかだ。処女なのにビッチ。ビッチなのに処女をかたくなに守る凄い念能力者。おっぱいも大きい。でも処女。

で、そんな処女ビッチさんが不意にメッセをくれる。新宿にいた猫さん。池袋にいると言うので、小走り猫。砂走り猫。ダッシュ猫。到着すると、処女ビッチ氏、イカすスーツ姿! 生足ミニスカートだ!!

 そんなこんなで処女ビッチ氏と、前々から行ってみたかった面白いバーに入る。
 これがもう楽しいの何の! 別にセックスオフではなくて「ご飯食べたい奢ってオフ」だったので、普通にご飯とお酒。といっても、猫氏は酒が飲めない。酒を飲む処女ビッチ氏を眺めながら、バリバリつまみを食べるつまみつまつま。
 で、前回聞けなかった処女ビッチ武勇伝を沢山聞く。これがまた、一つ一つ本当に面白い。処女ビッチ氏はまだ19歳。だが、エロくなったのは高校卒業後だという。つまり、ここ1年で急速にビッチ化したという!
 処女ビッチ氏、たいてい、酒にまつわるへろへろが多い。 
 初ラブホは、酒でゲロ吐いて見知らぬナイスお兄さんに連れられて(だったかな)。いい感じの空気をまきちらしながらホテルについて股を広げる流れになっては、「やっぱり駄目です!」と、まんこにちんちんを断固入れない。断固処女を守るのである。
 なんでも処女ビッチ氏、「20歳までは絶対にセックスしない」という誓いを北斗星に誓っているとのことである。そして生涯セックスをする男はただ一人、とのこと。ただ、フェラやおっぱい、指などはOKとの事。うーん基準……。 
 で、今の彼氏が居るらしいが、とにかくウブでナイーブ。そして何より優しいらしい。彼のため、あと数カ月処女を貫き通して、彼と一生添い遂げる所存である、との事だ。処女ビッチの母親が、生涯父親しか男を知らないと言うのに感銘を受けて、そうしているらしい。 
 なんかすごいな。感心しながら、それでも「フェラまでならOK」という所に希望をかけつつ、猫さんはいつもの通りラブホめぐりを提案する。

「ら、ラブホの外観はすすす凄く楽しいので、よく見ると楽しいよよよ」と誘うと、「家が遠いんだけれどなあ」と言われつつも、ラブホめぐり散歩へ!!
 
 と言うのも、処女ビッチは「男と女がご飯を食べたら、セックスに応じるのが礼儀だと思ってたんです彼氏出来る前は!」という、素晴らしい精神性をお持ちだった。
 そこにかける猫だ! 歩く猫と処女ビッチ。
 だが、処女ビッチ、よく見たらヒールだ! 足が疲れることだろう!
 そんなわけで、「足が疲れたし、シャワーを浴びたい」という理由で、「100分の休憩ならまだ帰れる」ときて、ラブホに上手い事入ったのだった。
 
 処女ビッチというだけあって、けっこう抵抗なく入ってくれた。やった猫! 歓喜猫だ!だが、「セックスする気はないですからね!」ときちんと釘を刺される。
 いや、分かっている。先ほどの「20歳までの操立てる宣言」を聞いてしまった以上、そう無粋な事はしない。
 けれど、猫がそう思おうと、相手には伝わるかどうか。処女ビッチは警戒していた。念入りにシャワーを浴びるが……「絶対裸にはなりませんし、エッチな事はしません!」と言われる。
 猫、断固体をさわる。いちゃいちゃする。ふとももにキスをし、頭をなで、膝枕をせがみ、背中から抱きしめたり、ちゅうちゅうパトロールをあちこちに。
 しかし処女ビッチ、マクラを抱えて応戦! 時間は短い、なにせ100分だ!もはやシャワーで10分、いちゃいちゃの攻防で10分も経っている! 
 まあでも、この攻防も楽しい。足はつるつるで、肉感もきもちいい……。半ば強引にぎゅーっとすると、女の子、ふいに、力が抜ける。「まあいいか」というような……。

 

 この瞬間が、至福なのだ。向こうがトロつき、おっぱいを触る。おっぱいは、つくづく一人一人違う。肉体は、誰ひとり同じものがない。乳首の形、柔らかさ、触った時の、感じ方。
 女の子を抱くと、人って一人一人本当に違うんだなと感じる。そして精神でも味わう。「これが処女を貫き通しているビッチのおっぱいかあ」と。で、ちんちんを握ってくれる。「あ、太い……」と呟かれ、ちょっと嬉しい猫。キスもありらしい。少しすると、向こうも舌をからめてくれて心楽しい。おっぱいを舐める。豊かなおっぱいに埋まる乳首を、舐めて発掘するのが楽しい。手は下半身に行き、指を入れる。反応も可愛くて楽しい。
 で、舐めてると69になって、ちんちんを舐めてくれた! 
 とろけるように気持ちいい、がその時とうとうタイムアップ!
 悔しい……100分……。てか、100分でセックスって物理的に無理だろう。シャワーして、前戯ちゃんとしてたら、100分ってどういう構成にしたらそうできるんだ。さて、帰り道ぼんやりと駅まで。

 

女の子「抵抗したのは、もちろん遠慮とかもあるし、そもそも私は別にセックスにもそんな抵抗はないし。でも、それでも抵抗したのは、なんだろう。どうしてかなって言うのもあって。なんだろう。気持ちがちょっと分からない」

 
 「なんか分かる」と猫は口をはさむが、「え、どう分かるの? え? 分かるの?」と突っ込まれ、それっぽい理由をあげてみるが、「んー違う、そうじゃない」といずれも却下された。そんな階層の浅い理由ではないようだ。
 もっと女の子の中に、深い階層で混乱がある。女の子と出会い厨すると、よく聞く言葉だ。

「今、私の気持ちが分からない」

「私は別に、いいと思ってる。でも何か、もやもやとしたものが残ってる。今日はそれを、勢いと流れで流したけど」

「最初は猫さんがもっとイケメンだったらよかったのになあとか思ったけど……。イケメンじゃなくてよかったかもしれない。猫さん、イケメンじゃなくていいよ。その程度でいいと思う。」

 

 整形したいなあと思った。

 

「でも私ね、猫さんは、セックスを沢山女の子とするし、女の子をそういう風に見てるのかもしれないけど、でも私、女の子として見られたくなかった。セックスの時。すごい抵抗ある。ただの女とセックスしてると思われたくないんですけど。ちゃんと私を抱いてくれるんですかっていう」

 
 そこで猫は、「体は一人一人違うし、私だってちゃんと一人一人話を聞いて、楽しいと思わないと抱かないし、そもそも完全に酔っ払った女の子は抱かない。きちんと自分の判断でセックスしたいと思わせて、抱くから、楽しいし、そこの判断に個性を見ている」と言った内容を返した。でもこの返しは本当にそうだろうか。例えば猫は、めったに女の子の名前を聞かない。もちろん「名前が個」とは思わない。それに、なんだかんだいっても、結局は「セックス」したい、だ。

 
 本当にその人を、その人として、抱いているか。ただのエロの道具として、楽しみとして、利用していないか。そもそも、私たちはどこまで、人を人として見る事が出来るんだろうか。「愛している」と言った時、その人を「愛している」のか、「愛している人を愛している」のか、「愛してる、と言ってる自分を愛している」のか。
 他人を認める、他人を他人として尊重、は、セックスで、可能なのか。求めてよいのか。どこかで、そのあたりを醒めようとして、猫は「サブアカウント」で出会い厨をやっている。「私を私でなくして」、セックスをしているのだった。ただその結果、世界は広がった。私を超えて、いろんな人に出会ったし、エロとは何か、をもう一つ考えられるきっかけや示唆が多く出た。


 ただ、「私を私として、女ではなく私として、気持ちよくなりあいたい」という欲求はもっともだ。それに越したことはないことももっともだ。
 セックスを、もっと上手く使えればいいなあと思った。女の子ではなく、「あなた」を抱くセックス術。ポイントは「人は一人一人違う」だろうなあと思った。そんなところでオフレポは終わり。今度はフェラオフをもっとしてもらって、きちんと気持ちよくなりたいなあと思った次第。

 
 がんばる猫。はりきる猫だ。きょうも楽しいオフが出来た。大丈夫だ。猫ならきっと大丈夫だ。にゃーす!