前回のブログで、クリスマスに女の子(超絶美少女)とクリマスディナーをしてきて、セックスはしなかった話を書いたんですが、その飯の席で盛り上がったのがクソリプおじさんによる「寿司世界」の話だった。

 クソリプ。それは出会い厨の私もよくやる、「ツイッターで女の子に糞のような返信(リプライ)を送る」という儀式である。そして超絶美少女はツイッターアカウンツをもっているので、おじさんより大量のクソリプを貰うのだった。
 それを、リアルタイムで、実機(スマホ)で見せてもらう。
 いやあ……クソリプだった。
「どんなクソリプが一番心にのこりましたか?」と質問すると、美少女は「これ」問いって見せてくれたのが――「寿司世界」と名づけられるクソリプなのだった。

「俺、寿司っていうか生魚、嫌いなんだよねー」

 というクソリプ。
 どういう事かというと、女の子はツイッターで「この間、お寿司をごちそうになって、美味しかったです」と、写真を乗っけてツイートをしたのだった。
 そこに「俺、寿司とか嫌いなんだよね」というクソリプが来る。
 このクソリプ具合は何だろうという話。
 誰もお前に聞いてないし、お前の情報など欲してないし。

 これを「寿司世界」と呼ぶ。
 女の子が寿司を奢られた。そこにおじさんがいる。おじさんは思う。
「俺は寿司が嫌い」
 だから、女の子にクソリプを送りつける。
「俺は寿司が嫌いだ」
 と。
 寿司世界にいると、ツイッターの画面の向こう側に「他人がいる」ことが全く分からない。想像がつかない。いや、想像力が働いて、相手の立場になったらどう考えるかの「相手」が、「自分」になってしまう。
 自分だったら、自分の情報を伝えてくれたらうれしい、だから、クソリプをする。これが寿司世界だ。
 普通に日常生活で置き換えると、女の子が誰かに対して「寿司奢られてうれしかったんですよ」と話していると、後ろにいたおじさんが突然会話に入り「俺は寿司が食えない」と言い出すような……。なんだその自己主張はという……お前は誰なんだ……お前の食える食えないを、誰も聞いていない……なぜそれを伝えるのか……。

 それが寿司世界のおじさんなのである。クソリプとは、孤独な寿司世界から発信される。
 なんか……つらいなあ……。

 そして女の子。ツイッターを使って超絶美少女をやっていると、クソリプおじさんが出現するのは避けられない。
 ちなみに猫氏とてクソリプおじさんの一人だ。無数のクソリプを通じて、女子たちに迷惑をかけつつ、今こうして病にふせにつつ、夕飯の支度をしているのであった。

 どうすれば、人は「寿司世界」から脱出できるんでしょうなあと思いつつ、クソリプおじさんのクソリプを魚に、クリスマス、コース料理を食べた。食べたんだなあ……。