(前のブログで削除された記事再掲載! その2)

 九月の後半、ゆっくりと涼しくなっていくある日。前々からネットで交流のあった女の子とようやく出会える。しかし、向こうはかなり遠くの、自称イナカからやってきたという。 
 東京のターミナル駅で待ち合わせするも、改札がでかいのでお互いに迷いまわる。ケータイを手にした田舎者二人組。あまりにも待ち合わせが下手……。 

 紆余曲折あり、やっと出会えて安堵する。相手は、わざわざ道中、ネックレスがないと言って買い足したというほどのおしゃれかわいい女の子。雰囲気も大人っぽいが、背の低さがチャーミング。ただし、ある事が判明する。 
 や、詳しい事は、かけないと言うか、書いたら私は、通報されてしまうかもしれない。ここが東京都じゃなければよかったんだが……。というのもね、都条例というものがあり、通報されたら100万円以下の罰金か、2年以下の懲役になるのだ。で、私は相手が大学生と聞いていたけれど、正確には、大学生に内定が決まった子だった、と言う事でありまして、つまり、おわかりだろうか……。 

 そんな女の子と、私は、下心丸出しの公園デートである。 
 噴水のほとりでスタバのコーヒーを飲む。「噴水ってはじめて見るー!」との事。それはどこのド田舎なんだ。噴水を今まで見た事無い女の子……。 
 そんな子から、これまで付き合った男の話を聞く。これが、ひどい話だなあと、すごく憤慨したのだ。 
 当時はソーシャルゲームのメッセを通じて出会いがあった時代。メッセのやり取りをしているうちに「好きです、付き合って下さい」と連絡があったそうだ。その女の子も当然、ハァ? と思ったそうだ。出会ってもない人に、「付き合ってくれ」という男がいる。話を聞くと、これ、レアケースではないそうだ。そんなこともあるのか、と呆然とする。 
 女の子も、まあ変だと思いつつも、好意を寄せてくれたのは嬉しかったので、出会いに行った。デブだった。事前に貰っていた写真とはだいぶ違う。 
 主に、デブという点。 
 でも出会って少しした後、男は無理やりキスをしてきた。 
 相手の男は強引な性格で独占欲も強かったらしい。しかし女の子はそんな男の彼女になる事を了解してしまった。今考えると何故だかよくわからないと言う。若さもあったのか。 

「その時の気持ちは、今ではわかんないんです。わかんない、私、自分の気持ちが。今だったらはっきりと嫌だと思うんですそんなの。でも、わかんない。なんでだろう。なんで彼氏にしちゃったんだろう」 

 その男に振りまわされるように、女の子は二度目にあった時、強引にセックスまでされた。男は26歳だった。女の子はまだ女子高生だった。その女子高生時代の貴重な2年間をつきあったという。いろいろとひどい思い出を、その女の子は笑顔で爆笑しながら語ってくれた。青姦もされたし、彼女と言ってもセックスだけしかしないし。女の子は何度もイクふりをしてセックスを切り上げようとしたけれど、男はしつこかった。何回もイクふりをした夜もあった。きっと男は、女の子を何回もイカせるテクニシャンだと、今頃うぬぼれているかもしれない、という。 

 不思議だなあと思う。この語りの最中、女の子はずっと笑顔だった。 
 女の子は根っから明るいのだろう。 
 女の子の家が学校から遠かったが、ちょうど彼氏の家が学校に異様に近かったので、朝早めに彼氏の家に行き、セックスしてから登校、という離れ業もやってのけたという。 
 セックスしてから学校の授業か……。ちんちんを入れた後、『山月記』や『因数分解』とか、『南北朝の成立』なんかやってたんだろうか。

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 公園の周りの池をぐるりと一周。お散歩デートだ。 
 この女の子と猫は、年はけっこう遠い。でも女の子、猫の年齢を「にじゅう……4歳?」と言ってくれた。かわいくてしかたない。もう公式には猫は24歳お兄さんという事にしてしまおうか。 

 いろいろ話して、街の中へ。いつの間にかふわりと、手を握る。「最近バイト先で『今日も可愛いね』って言われるんですけど、その男の人の言い方が下手で、笑っちゃうんですよー。手とかも握って来るんですけど、下手で……」という会話の流れだった。 
 上手く手を握るってどうすればいいんだろう。上手い手の握り方、女の子への話し方は、永遠にわからない。この手の握り方は、上手かったんだろうか。正しかったんだろうか。 

 横断歩道を赤信号ギリギリで渡るため、手をつないだ私たち二人は小走りで交差点を駆け抜けた。ちょうどその角に、ラブホが。ええい、とその勢いのまま、ラブホののれんをくぐる。「ええー?」と言いながら女の子もついてくる。手はつないだままだ。走ったから、息も上がっている。ハアハア言いながら、受付。 
 こんな感じで、まんまとラブホに行きました。こういう誘い方も、あるんだなあと我ながら思った。 
 勢いが大事なのだなあ。 

 部屋に入って服を脱がせたかったが、女の子は背が低いからだろうか、体型がコンプレックスなのか、絶対に足を見せようとしない。脱がさせもさせてくれない。「シャワー浴びますけど、絶対に足を見ないでくださいね!」と釘を刺される。 
 ラブホまできておいて、何を恥ずかしがる事があるのか、とも思うが、でもそれが女子と言うものかもしれない。 
 女の子がシャワーを浴びている間猫さん、服をぬぎ、一人ごろんとベット。 
 ラブホに来るたび、ラブホに来たなあと思う。ラブホ代は決して高いわけじゃないが、時々ふと、「なぜこんな所に入るのか」と思いながら天井を見つめる事がある。 

 添え付けのガウン姿に成る二人。猫は前を締めてないままだったので、ちんちんが飛び出したままだ。女の子をぎゅっと抱きしめようとすると、ふいに女の子が飛び出したちんちんを掴みかえされる。ほどよく、強い握り。「太い」と言って笑う女の子。かわいい顔。笑顔。その瞬間、猫はアヘ顔に。その顔を見て女の子はもっと笑う。私の顔がエロい事されると変な顔に成るのがよっぽど楽しかったのか、それから女の子は触ったりなめたりと、とにかく奉仕してくれる。 

 すごい気持ちよさだ。 
 若いのに、何処で習ったんだよと言うくらい。お返しにとおっぱいをさわる。ぷるん、とすごい弾力。若い女の子の肌ってこんななのかあとおもいつつ、私も触る。 

 女の子の触り方は、よく男性の身体を知っているなあと感動するくらい気持ちいい。でもこの技術、そのひどい男の独善的なセックスで培った技術なんだよなあと思った。 
 もう私は何もしなくても、女の子が自分から気持ちよい所を触ってくれ、興奮してくれる。 
 でも、セックスは一方的な物じゃないはずだ。君はもっと、気持ちよくなっていい。 
 そう思って、猫も頑張って触る。 
 もっと女の子は気持ちよくなっていいはずだ。 
 安心していいはずだ。 
 楽しんでいいはすだ。 
 抱きしめた。 
 撫でた。 
 触った。 
 触れた。 
 含んだ。 
 キスをした。 
 上手いかどうかは自分にはわからない。ただとにかく優しく、痛くないように、反応を見ながら、吐息に耳を澄ませ、注意深く身体を使った。 

「『男』そのものを嫌いにならないでほしい」 

 そういう思いがあったのかもしれない。別に男を代表して出会っているわけではないけれど。でも、年下の女の子だ。私で抱かれる数が2人目だというし。 
 もっといい男が世界に入ると言う事を、とにかく知ってほしくて、いろいろと頑張った。がんばったけどね。 
 ちんちん、6回か7回入れて、出したら、もう限界だった。ちんちんはしなびてしまった。 

 でも女の子は凄かった。しなびたちんちんを無理やり中に入れる。無理やり大きくさせられる。そして無理やり出される……もう、いろいろ搾り取られた感じが……。 
 若いってすごいなあ、と心の底からそう思った。 

 ラブホを出て、頭なでながら外へ。手をぼんやりつなぎながら、最寄りの駅へふらふら歩く。 

 明るい女の子だった。ひどい男にひどいセックスや付き合い方をさせられて、私のような訳のわからん男とセックスして、こんなに笑顔でいるなんて、やっぱり女子は凄いなあと思う。 
 また会えたらいいなあと思ったが、とにかく都条例があるので、今度は東京都以外で出会おうかなと思った。田舎まで行くか。噴水のない、でもラブホの料金が異様に安い、田舎へ。北へ……。 

・・・ 

 家に帰って、女子高生ストーカー殺人のニュースを聞いてる。女子高生とストーカーは、フェイスブックを通じて付き合いだしたという。 

 「一歩間違えれば私だってこうなるかもしれない」 

 男性はいつだって、強姦をする立場にいる。強姦をする側にいて立っている自分をいかに否定しようか。 

 女の子の笑顔に、頼ってばかりではいけないなと思った次第。